• Sumiko Glenn

貯金に頼って生きられる期間

今回は、コロナ危機を通じて考えた事についてお話したいと思います。それは若い方達の貯金があまりに少ないという事です。特にアメリカに住んでおりますと、消費社会ですので、貯金をしている人が少なく、今回のコロナ危機で失職した人の方は多くは、大変な経済的打撃を受け、生活苦を経験しております。やはり私がつくづく思ったのは「貯金をすべし」という実に簡単でいて、しかし困難な事です。


考えて見ますと、本当にコロナウィルスの経済的影響がでてきたのは、つい数か月前の話です。仕事を失ってからまだ数か月で、個人的生活が破綻しているのはおかしい、と思います。


まず一つの例を考えてみましょう。毎月$1,200の収入のある人の、基本的に必要な生活費が$1,000だったとします。あまりに額が低いと思われるでしょうが、数字を簡単にするために$1000を選びましたのでご了解ください。ご自分の状況に合わせて、生活費を計算し、倍数をかけてみてください。生活費というのは、アパート代、電話代、ガソリンや電気代、食費、保険金などがそれにあたります。コロナ危機が突然やってきて、職を失った場合には、どの程度の貯金があったら、どれだけ長く生き延びれるでしょうか?表にしてみました。



貯金に頼って生きられる期間の表(貯金に全く利子や利益がつかないと仮定)

この表では、収入がゼロ (完全な失職)、収入が1/8、1/4、1/2、3/4に減ってしまったケースの比較をしています。自分の現在の収入を補足する為に、毎月自分の貯金から借り入れて生活を成り立たせると、貯金額によって、補足収入額によって、どれだけ長く生活を保持できるかという計算です。


例えば収入が全くない$0の状態が続いた場合には、毎月$1,000を貯金から引き出しますので、$6,000の貯金は6カ月で、$24,000の貯金は2年で尽きてしまいます。


しかし、少しでも働いて、月たったの$150の収入を稼ぐだけでも、6カ月分の貯金で、7カ月、2年分の貯金で2年と4カ月生活ができます。


前給料の半分の$600を、毎月なんとか稼いだとしましょう。24か月分の貯金があれば、何と2年でも3年でもなく、5年間もこの生活を続ける事ができます。


前給料の75%の$900稼ぎ続けた場合には、18カ月分の貯金で、何と16年も生活できます。つまり、収入が少ないという理由で就職を躊躇せず、まず20%でも30%でも収入を確保する事が、生活を長期に渡って支えてくれる基盤だという事です。


では危機に備えてこうした貯金をするのにどれだけの時間がかかるのでしょうか?これも単純な計算です。貯金には全くの利子や利益が足されない、最悪ケースで計算します。



この表で分かりますように、貯金額が毎月5%程度ですと、18カ月分の生活費を貯金するのに、なんと25年もかかってしまいます。経済危機というのは、6年から12年間隔でやって来ることを考慮しますと、貯金は毎月収入の10% から20%の割で着実にしていく必要があると思います。毎月10%の貯金をしていますと、9年後に職を失った場合、一年以上の時間的猶予がある事が分かると思います。貯金、是非始めましょう。




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